宮本 福助
講談社
グループ:Book
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価格:¥ 680
発売日:2008-07-23
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カスタマーレビュー 
これは確かにオトナのコミックだ
(2008-10-15)
このところ、コミックモーニングを読まなかったせいもあってか、恥ずかしながら、作者宮本福助を知らなかった。
たまたま、朝日新聞の日曜版のコミックの紹介記事(朝日の漫画本紹介記事はなかなかいいんです)で、本作が取り上げられており、興味を持って買ってみた、と言うのがほんとのところです。
いやぁ、楽しいですねぇ。
この作品は。
絵としては、谷口ジローにちょっと似るかな、と、要するにうまいわけです。
しかも、谷口ほど「劇画」ではない。少し肩の力が抜けたような画調は、作品の雰囲気によくあって、ほっとした暖かみがあります。
ストーリーは、肉親の死を扱っているんですから、本来は「笑い」や「明るさ」とは縁のないもの、と思われるのに、本作は真逆です。
祖父はなくなりながら、いつもそこにいる。そんな思いをひしとさせられる、とてもとてもウォームハートフルな大人のすてきな作品でした。
作者特有の荒唐無稽さとハッピーエンドの魅力たっぷり
(2008-08-23)
拝み屋シリーズのファンであればこちらもぜひご一読を。
オカルトも幽霊も出てこないが拝み屋シリーズ並にキャラクターもシチュエーションも
荒唐無稽で、ページをめくる度に在り得ないハナシばかりだが、
命に関わるような危機的状況も作者特有のゆる〜い世界では取り立ててドキドキハラハラもせず
いつのまにかなんとかなって大団円に持ち込んでしまう。
いやなことがあった日の晩、寝る前に読むと、気分良く眠れそう。
こーゆージジィになりたい。
(2008-08-22)
あるときは工事のオッサン、あるときは○○監督、あるときは伝説の○○○○選手、各地に○○を作り・・・。
そんな無茶苦茶なジーさんが死んで、遺言は「一億円ほしけりゃダーツやれ」。
ダーツの話だけでもどんな内容になるのか期待せざるを得ないが、それ以降がまたとにかくぶっ飛んだ話ばかりで笑わせてくれる。
出てくるキャラクターは無茶苦茶なジーさんバーさんばかり。こんなご老人ばかりなら、高齢化社会万歳だ。
死んでるのに、異常に存在感のある徳造。無邪気で明るくて元気な徳造の友人たち。欲望だらけだけど、どこか憎めない三兄妹。一人まともと思いきや、ラストでやってくれる仁。
これらの愛すべきキャラクターたちは、みんなまっすぐで、全力で生きている。
ただ、そのまっすぐさがちょっと斜めだったりするので、突っ走った結果とんでもない方向にズレてしまっている。そのズレが全力疾走なだけに、どうしようもなく面白い。
この一冊で宮本福助のファンになった。
徳造の若い頃の話が読みたい。
死んだまま(笑)じゃあもったいなすぎるキャラクターだ。
「楽しめよ(笑)」と、逝ってしまう祖父ちゃん・・GJ!
(2008-08-02)
帯に書かれた『遺産分配はダーツで決めろ〔父はそう言って逝った〕』
『残された子供たち(中年)のいい迷惑な物語(喜劇)』のコピーに興味引かれて購入。
文字通り、祖父が亡くなったことで巻き起こるドタバタドラマです。
生前を放蕩三昧で送り、自分の死後まで身内大騒ぎのアトラクションに仕立てあげてしまう型破り祖父ちゃん・・。
振り回される子供達と孫一人・・
わらわらと登場する隠し子(ヤクザ)や愛人、そして祖父の友人共を巻込んで、はてさて、遺産の1億の行方はいかに・・!?
と、まぁ、そういう内容です。
昔のホームドラマとかファミリードラマには、こういうドタバタ喜劇結構ありましたよね(「時間ですよ」とか「寺内貫太郎一家」とか・・)。
まぁ、ちょっと荒唐無稽なストーリーではあるけど、
終わりまでドタバタパワーは衰えず、楽しく読めました。
ドラマ化するなら、映画化するなら、配役は誰が良いかな〜・・なんてつい考えちゃったりして。